写真やビデオなどで残している家族や友人との思い出は唯一無二の大事なものです。これらのデータを安全かつ扱いやすい状態で保存するにはどうしたらよいでしょうか。ホームサーバー、クラウドへの保存、DVDメディアへの書き込みなどそれぞれ一長一短がありますので、正しく使いこなしましょう。
ホームサーバー
私はI-O DATAのNAS(Network Attached Storage)を利用しホームサーバーを構築していました。使用していたNASはHDL2-A6.0という2ドライブモデルで3TBのハードディスク(HDD)が2つ搭載されたモデルになります。合計6TBもの容量になるのですが、私の使用方法はRAID1という、2つのHDDにデータをミラーリングさせて保存する方法を用いていました。記憶容量は最大6TBの半分の3TBとなってしまうのですが、2つのHDDに同じデータを保存していますので、片方のHDDに障害が発生しても、もう片方からデータを復旧させることができるワケです。自動バックアップみたいなものですね。
当初はデジカメ全盛で、ビデオもminiDVテープで録画という状態でしたのでパソコン経由で写真データやビデオをデータ化してNASに丸ごと保存をしていました。テレビ録画まで行えたため、かなり重宝していました。自宅にWiFiを導入してからはスマホ経由でデータ保存できるようになりかなり便利な環境だったと言えます。保存したデータはBuffaloのメディアプレーヤーLinkTheaterLT-V100を使ってテレビの大画面で鑑賞できるという非常に使い勝手の良い環境が構築できていました。
だがしかし、NASを導入して6年後、HDDの片方が赤点滅を始めたため、HDDの入れ替えを検討していた矢先もう片方までカタカタ鳴ってまったく読み込みができない状態に陥ってしまいました。I-O DATAのデータ復旧サービスに問い合わせ、本体を送付したところ重度以上の障害が発生しているとのこと。データ復旧には20万を超える見込みとの回答でした・・・・(´;ω;`)ウゥゥ
Google フォト
このブログでも紹介しているGoogle フォトはスマホでの写真撮影が全盛となってから利用を始めていました。過去の写真データはすべてGoogle フォトにアップロードしていたため、NASの障害に対しては無傷でした。ただし、この神サービスも2021年5月末をもって無料サービスは終了となります。6月以降はGoogleドライブの容量内でのアップロードに限定されますが、これまでアップロードした写真や動画は引き続き保存されるとのことです。引き続き15GBまでは無料ですが、超える場合は課金する必要が出てきます。
DVDメディアへの書き込み
長期保管安定性の面ではDVDメディアへの書き込みが一番安心なのかもしれません。ただし、どんどんデータ容量が大きくなる中DVDの保存容量では少々物足りないと思えます。パソコンを介して書き込みに専用ソフトを用いて時間も相当掛かってしまいます。閲覧時の手間もDVDではスマートとは言えないですね。
結論、NASによるホームサーバーが一番便利です。私の場合障害が発生してしまいましたが、これから導入を考えているのなら、HDDならRAID1にてデータ保存を行い、3年で強制的にHDDを新品に入れ替えていきましょう。もしくは物理的に可動部がなく故障の少ないSSDのNASを導入しましょう。
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